ペットの災害用品リスト——フードは「最低5日分」、そして意外な最重要項目
ペットは家族。でも避難所では、フードも水もペットシーツも支援物資として届く保証がありません。人間用の物資が優先されるのは、悲しいですが現実です。
この記事では、政府広報オンラインの「災害への備え」で挙げられているペットの災害用品と、同じページで併記されている「モノより先に効く備え」を紹介します。飼い主がやるべきことは、買い出しだけではありません。
ペットの最低限必要な災害用品
政府広報が「最低限」として挙げているのは次の4分類です。フードと水に明確な日数の目安がある点に注目してください。
- 食料と水は【最低5日分】— 食べ慣れているフード、水、食器(環境変化で食欲が落ちるので、慣れた味が重要)
- 飼育用品 — ペットシーツ、キャリーバッグ、ケージ(クレート)、トイレ用品、排泄物の処理道具
- 予備の首輪・リード — 逃走時に備えて必ず予備を
- 医療品関係 — 療法食、薬、ワクチン接種状況などの情報
- 迷子防止対策 — 首輪、迷子札、マイクロチップ(必ず情報登録まで)、鑑札、狂犬病予防注射済票
意外な最重要項目は「しつけ」
政府広報がペットの備えの筆頭に置いているのは、実はモノではなく「社会化のしつけ」です。避難所は他の避難者との共同生活。吠え続ける、他人を怖がって暴れるといった状態では、飼い主も動物も居場所を失ってしまいます。
挙げられているのは、無駄吠えをしない/他の人やペットを怖がらない/待て・おすわりができる/トイレを決まった場所でする/ケージ(クレート)に慣れている、の5つ。とくにクレート慣れは重要で、これができていれば避難所でも車中泊でも「自分の安心できる部屋」を持ち歩けます。しつけが行き届いた子は避難所で可愛がられ、万一迷子になっても声をかけてもらいやすくなります。
- 無駄吠えをしない
- 他の人やペットを怖がらない
- 待て・おすわりができる
- トイレを決まった場所でする
- ケージ(クレート)に慣れている
マイクロチップは「登録まで」がセット
迷子対策で最も見落とされがちなのが、マイクロチップの情報登録です。チップを装着しただけでは意味がなく、指定登録機関へ飼い主情報を登録し、引っ越しや電話番号の変更があれば更新しておく必要があります。読み取っても連絡先が古ければ、その子は帰ってこられません。
フード5日分・トイレ用品・薬と、備える物が多いのがペット防災の悩みどころです。もってこで「うちの子の防災リスト」を作り、家族で共有しておけば、誰がフードのローリングストックを担当し、誰がキャリーを持ち出すかまで決まります。年に1度、狂犬病予防注射のタイミングで見直すと忘れません。
この記事のまとめ
- フードと水は最低5日分。食べ慣れた物でないと非常時に食べないことがある
- 予備の首輪・リード、療法食や薬、ワクチン接種情報も忘れずに
- 最重要は「社会化のしつけ」——特にクレート慣れは避難生活を左右する
- マイクロチップは装着ではなく「情報登録・更新」までがセット
- 出典: 政府広報オンライン「災害への備え」