高齢者の災害用品リスト——離れて暮らす親のために、今週末できる備え
実家の防災リュック、中を見たことはありますか?水と乾パンは入っていても、常用薬の予備や入れ歯の洗浄剤まで入っている家庭はまれです。
高齢者の災害用品は「本人が言い出さない」「家族が気づかない」の二重で抜け落ちます。この記事では、政府広報オンラインの「災害への備え」で挙げられている高齢者向けの用品を、離れて暮らす家族が手伝う視点で整理しました。
政府広報が挙げる「高齢者の災害用品」
水・食料・簡易トイレなど基本の備えは全世代共通です。その上で、高齢者が追加しておきたい物として政府広報は次を挙げています。
- 常用薬・お薬手帳 — 処方が途切れると命に関わる。最優先の1品
- 補聴器などの必要な補助器具(予備の電池も)
- 入れ歯・洗浄剤 — 食事の質、ひいては体力に直結
- 老眼鏡 — 古い眼鏡を捨てずに防災袋へ回すだけでOK
- 着替え・おむつ
- 尿漏れパッド — 下着を汚して替えがない時の保険に
- 折りたたみ椅子 — コンパクトな物を。行列・順番待ちの多い避難生活で足腰を守る
「折りたたみ椅子」が入っている理由
リストの中で目を引くのが折りたたみ椅子です。避難所生活は、給水・配食・仮設トイレと、とにかく並ぶ場面の連続。床からの立ち座りも多く、足腰への負担は若い世代の想像以上です。
疲れた時にすぐ座れる椅子が1脚あるだけで、避難生活の消耗はまったく違います。エコノミークラス症候群の予防(こまめに足を動かし、座りっぱなしを避ける)の観点でも、体勢を選べることは重要です。
離れて暮らす家族ができる3つのこと
高齢の親自身に「備えておいてね」と言うだけでは、まず進みません。おすすめは、帰省のタイミングで一緒にリストを埋めることです。お薬手帳の中身を写真に撮っておく、古い眼鏡を防災袋に入れる、椅子を1脚買って玄関に置く——1時間で終わります。
もってこでこの記事のリストを作って家族と共有しておけば、「実家の備え、どこまで揃った?」が帰省しなくても見えます。兄弟姉妹で買い足しを分担するときの重複防止にもなります。
この記事のまとめ
- 最優先は常用薬・お薬手帳。処方情報は写真でも残しておく
- 入れ歯・補聴器・老眼鏡など「本人専用の物」は支援物資では代替できない
- 折りたたみ椅子は避難生活の消耗を大きく減らす隠れた必需品
- 親に任せず、帰省時に家族で一緒に1時間で揃えるのが現実解
- 出典: 政府広報オンライン「災害への備え」